「通信制高校から有名大学に進学したいけど、不利になったりしないかな?」、「通信制高校での勉強が不安です」などのように、通信制高校への進学をためらう方がたくさんいるでしょう。
しかし、通信制高校を卒業したからといって、一概に大学進学が不利になるというわけではありません。
全日制高校にしても、通信制高校にしても、ちゃんと勉強する学生は進学できて、逆に勉強を怠ると大学進学が難しくなるでしょう。
それでは、今回は通信制高校の進学事情を踏まえて、特に大学進学におすすめの通信制高校を紹介していきます。
通信制高校から大学進学するということ
先に結論からいうと、「通信制高校から大学進学するのは可能ですが、簡単ではありません」というのが現実です。
文部科学省の最近の調査によると、次のような結果が出ています。
各種高校の進路別の割合 | ||||
---|---|---|---|---|
大学進学率 | 専門学校進学率 | 就職率 | その他 | |
通信制 | 17.4% | 22.7% | 18.9% | 41.0% |
全日制・定時制 | 54.7% | 21.7% | 17.8% | 5.8% |
通信制高校の大学進学率が17.4%、全日制・定時制高校の大学進学率は54.7%となっています。
数値で見れば一目瞭然ですが、通信制高校の大学進学率と全日制高校の進学率の差は歴然ですね。
なぜ、このような差異が出てくるのでしょうか。
通信制高校の進学率が低い理由とは?
それは、通信制高校が「主体的な学習が要求される場」だからです。
わかりやすく言えば、下記の3つが大きな理由です。
- 切磋琢磨する環境がなかなかない
- 毎日対面形式での授業を受ける必要がない
- 先生の指導内容が卒業関連の指導になりがち
全日制高校と比較すると、通信制高校は大学進学率がかなり低いのですが、主な原因はこれら3つとなります。
それでは、それぞれに見ていきましょう。
切磋琢磨する環境がなかなかない
自分たちで切磋琢磨するような環境を作ることができれば言うことはないのですが、通信制高校の年間登校日数が最低20日前後に設定されていることが一般的です。
そのため、積極的に動かない限りは友人さえ作るのが困難になってしまうのが現実です。
そんな中で学習を進めて言っても学習のモチベーションが上がらないまま、結局は大学進学を諦めて挫折してしまう方も少なくはありません。
とは言っても、難関国立大学、有名私立大学などに進学していく生徒も当然存在します。
毎日対面形式での授業を受ける必要がない
全日制高校とは大きく違って毎日対面授業を受けないで済むことも、原因の1つになります。
通信制高校は「毎日通学せずとも高校レベルの勉強ができ、高卒資格を取得できる」環境を与えてくれる学校です。
しかしながら、その反面毎日の強制的な登校がないため、必然的に教員との対面学習に触れる機会がかなり少なくなってしまいます。
学んでいく上でわからないことがあったとしても早期の解決は難しく、学習の進み具合に差が生じてしまう問題があります。
先生の指導内容が卒業関連の指導になりがち
大抵、通信制高校での教員の指導は「通信制高校卒業を目標にしている」ことが多いです。
学習内容自体は難しくないのですが、通信制高校での勉強だけでは受験勉強に必要な知識を補うことできない状況がよく生じます。
とくに難関国公立大学への進学を目指していれば、高校とは別の勉強が必要となってきます。
通信制高校から大学進学するのに重要なこと
上記のように、通信制高校から大学への進学はなかなか大変なことですが、通信制高校ならではのメリットをうまく生かすことができれば、大学への進学は決して夢ではありません。
それでは、通信制高校から大学に進学するのに重要なことをまとめて解説していきます。
- 目標を見据えること
- 通信制高校のメリットを生かすこと
- 進学実績をチェックすること
この3点についてお話ししていきます。
目標を見据えること
当然のことではありますが、大学進学を志す上で目標を決めることは大変重要です。
大学進学するのはあくまで自分自身でありますから、目標設定するのも自分自身でなくてはなりません。
家族や友人に言われたから進学するとなると、受験勉強途中で挫折に繋がってしまう可能性もあります。
高校入学の時から将来の目標を立てて、それに向かって努力していくことは何よりも大事なのです。
通信制高校のメリットを生かすこと
全日制高校と比べると拘束時間が少ないため、自由に学習できる時間があります。
ただ、自分自身で勉強時間はどうにでもなるため、ある程度の自制心を働かせなければなりません。
ですが、通信制高校の中には医学部受験や有名難関大受験への対策、専門学校向けの対策など、個別の学習スタイルに適した柔軟なカリキュラムを用意するものも存在します。
うまく通信制高校ならではのメリットを利用して、時間を有意義に過ごせば、大学進学も簡単になるでしょう。
進学実績と合格体験談をチェックすること
進学実績は通信制高校から大学に進学する上で当然重要な指標になります。
昔に大学進学できた学生が一人もいなければ、「必ず大学に合格させます!」と宣言しても信憑性が弱いですよね。
そのため、卒業生がどのようなサポートを受けてどんな有名難関大学に合格したのかをこまめにチェックするようにしましょう。
パンフレットやホームページに進学実績を公開している学校も多くあって、そこで併せて合格者の体験談を掲載していることが多いため、通信制高校での学習の参考になるでしょう。
おすすめの通信制高校はトライ式高等学院
序盤では通信制高校から大学進学するにあたっての現実面に触れていきました。
耳が痛くなることばかりになってはしまいますが、必ずしも述べてきた内容全てが全通信制高校に当てはまるわけではありません。
また、最近では大学進学に力を注ぐ通信制高校も増えてきているのです。
今回は以上の点も踏まえながら、筆者が厳選した、大学進学に最もおすすめの通信制高校ートライ式高等学院のことを紹介していきます。
トライ式高等学院は、あの「家庭教師のトライ」で長年にわたって培ってきた受験対策と受験ノウハウ、そしてプロの個別指導で大学合格の実績を作り上げてきました。
トライ式高等学院が選ばれる5つのポイント
それでは、数ある通信制高校のなかから、大学進学ではトライ式高等学院がおすすめのポイントをまとめて紹介していきます。
- 生徒に対するサポートの厚さ
- 担任の先生が個別の目標に合わせて計画を作成
- プロのカウンセラーでのメンタルサポート体制も万全
- 無理のない自宅学習で始められる
- 有名難関大の合格実績多数!
生徒に対するサポートの厚さ
トライ式高等学院には、大学進学を目指す「特進科」と専門学校合格や就職を目指す「普通科」という2つのコースが存在します。
テレビCMでも有名な「家庭教師のトライ」が培ってきた個別指導と受験ノウハウをフル活用し、個人個人の夢・目標を設定し、生徒にとって無理のないカリキュラムを設定してくれます。
担任の先生が個別の目標に合わせて計画を作成
学力やメンタルだけではなく、メンタル状況や生活スタイルなどは生徒一人一人によって異なるため、トライ式高等学院では生徒1人につき担任の先生がつきます。
高い目標を掲げてから計画を立てたり、自信を回復させることから始めたりして、全ての生徒が主役となれるような計画を立案し、指導してくれるのです。
プロのカウンセラーでのメンタルサポート体制も万全
先ほどの個別担任だけではなく、トライにはプロのカウンセラーもいます。
思春期というのは勉強や進路の悩みだけでなく、人間関係でも悩む時期です。
勉強や進路、人間関係に関する悩みは担任や担当講師が対応し、深刻な悩みに関してはプロのカウンセラーが対応してくれます。
このように、心身共にサポートしてくれる体制が整っています。
無理のない自宅学習で始められる
トライでは、不登校の方や高校生活に馴染めないという方も多数在籍しています。
トライに入学してからは体調を崩してしまったり、初対面の人と接することが苦手だったりということで通学するのが困難だという方もいます。
その場合は、自宅までカウンセラーの方や講師の方が訪問形式のサポートをしてくれます。
最初は多少つまずくことがあったとしても、徐々にキャンパスへの通学ができるようになっていきます。
有名難関大の合格実績多数
トライ式高等学院の講師は「家庭教師のトライ」の中で厳選されたプロの講師なのです。
なかには難関大受験専門チーム、医学受験専門チームもあり、あらゆる進学先へのサポートも万全です。
また、大学進学のみならず料理やプログラミングなどの専門的な教育も、専門講師の丁寧な指導によって生徒の夢の実現に導いてくれるのです。
2018年(3月28日時点)のトライ式高等学院のみの合格実績としては、
東大・京大が12名、早慶上智理科大が7名、GMARCH・関関同立が44名となっており、東大は2年連続合格、京大は3年連続合格の実績を誇っています。
なお国公立大学には12名が合格しており、難関私立大学には153名が合格しました。
他にも多数の有名難関大学への合格実績があります。
先輩たちの声
最後に、不登校からトライ式高等学院で有名難関大学の合格を勝ち取った先輩たちの声を掲載します。
不登校から難関大学へ合格した男子生徒の場合
-
- Aさん/男性
- 合格大学…東京大学文科一類
- 入学時期…高校1年生/冬
・入学前の悩みとは?
入学当初は前籍の学校へ馴染めず、学校に通えるのか友達関係を作れるかどうか不安に思っていたように思います。
当初は黙々と1人で勉強をしていました。
不安から救ったものと大学受験を決意したきっかけ?
入学当初から第一志望だった東京大学を受けると決めていましたが、センター試験後に本当に東京大学を受験するかどうか悩んでいました。その時の担当であった鷹野先生が「今まで勉強してきたのだから東京大学を受験した方がいい」と話をしてくれたこと、また彼の後輩が話しを聞き相談に乗ってくれたことで、東京大学を受ける決意ができたようです。担当していない先生も彼を応援しており、その時に声をかけたり、話を聞いたり、キャンパス全体で応援できたことも東京大学受験の後押しになったと思います。
・志望校合格のための戦略?
①個人の受験戦略にあった授業を受けられる
独学で学べる教科は独学で学び、受験に重要な教科、数学、英語、国語は授業を受けるなど個別の受験戦略で授業を受講できるため効率的な勉強ができる。
②課題点を明確にして学習できる
授業内で宿題の確認、問題演習という流れで授業を進めていたので、自分自身の課題点が明確になり、課題点を意識して勉強を進めることができる。
有名国際系大学合格女子生徒の場合
- Kさん/女性
- 合格大学…国際教養大学(推薦入試)
- 入学時期…高校2年生/秋
私は2年生の11月にトライ式高等学院に入学することを決めました。
以前は全日制の中高一貫校に通っていたのですが、ひどい吐き気に悩まされ、長期間学校に通えなくなってしまうことが度々ありました。
学校に行きたいという思いはあっても、心に体がついて行かず、自分の希望する進路に進めなくなってしまうのではないかという不安が常にありました。
そこで、自分の納得できる進路に進むためにも、一度環境を大きく変えて自分にできる最善のことをしようと思い、大学受験対策が可能なトライ式高等学院に転校することにしました。
転校してからは、宿題や小テストに追われることなくすべての時間を自分で自由に使えるようになったため、ストレスを感じずに自分の苦手な教科を徹底対策したり、深く掘り下げて勉強したりすることが可能になって勉強が楽しくなりました。
私は数学と英語を授業で指導していただき、残りの科目は自分で勉強しました。
授業は先生一人に対し、生徒一人で進められるので、できないことはごまかせないという適度な緊張感もありつつ、疑問点を見つけ次第質問できるので私に合っていたように思います。
また、入試本番をひかえ、弱気になっていたときにも先生が私の不安を小さなことでも一つ一つ親身に聞いてくださり、勉強面だけでなく精神的にも支えていただきました。
私は国際教養大学の推薦入試を受けたのですが、エッセイの対策と英語での面接の対策を2人の先生に、日本語での面接の対策をキャンパス長の方にしていただきました。
面接でのマナーを丁寧に指導してくださったり、たくさんエッセイのトピックを用意してくださったりと多くのことをしていただき、本番も自信を持って臨むことが出来ました。
国際教養大学の受験を決めたのが9月半ばと遅く、英語小論や英語の面接が課される11月の推薦入試をパスするのは難しいのではないかと思っていました。
しかし、短期でも徹底して小論や面接の密度の濃い対策を先生とすることができたからこそ、合格できたのだと思います。
大学ではすべて英語での授業や寮生活、留学など今までの人生では経験できなかったことができるので楽しみです。
もちろん辛いことや乗り越えなえればならないこともたくさんあると思いますが、トライで努力した経験を糧に諦めずに挑戦していきたいです。
進学を考えている方も進学を考えていない方も、先が見えず本当にこれを継続すれば自分の希望進路に進めるのかという不安はあるのではないかと思います。
私もずっとそうでした。
しかし目の前のことを一つ一つ乗り越えていけば必ず道はひらけます。
自分にとって最善の道をあきらめずに突き進みましょう!
まとめ
いかがでしょうか。
厳しい現実もありますが、そんな中でもトライ式高等学院の合格実績はなかなかハイレベルなものでしたね。
掲載した合格実績・先輩の声の中にはご自身が入学したい大学もあったのではないでしょうか。
通信制高校から大学進学を検討している方は、この記事が入学前にぜひご参考ください。