通信制高校への入学を考えている方、高校生活をよりよいものにするには最初の高校選択の段階が最も肝心です。
通信制高校選びでまた学費や進学率、学習関係など観点は様々ですが今回は目的別でおすすめの通信制高校を紹介していきます。
目次
私立と公立はどう違うの?
ご存知の通りに、全日制高校と同じように、通信制高校には私立と公立があります。
それでは、それぞれの特徴とおすすめポイントをみていきましょう。
公立通信制高校は学費が安くて通いやすい
公立の通信制高校はやはり学費が安くなっており、経済的に通いやすいという評判が挙がっています。
卒業までは10万円くらいしかかからないと言われています。
通信制高校を卒業するためには74単位が必要とされているため、1単位あたりの授業料に換算すると1200円前後です。
ただ、これだけ学費が安いのには理由があります。
それは、設備・指導のクオリティにおいて私立通信制高校と差が生まれてしまうからです。
学習のサポートや環境が整備されていないため、どうしても進学率や卒業率が低くなる傾向がみられて、公立通信制高校の中には卒業率がなんと10%にも達さないものも存在するのです。
学費が安いことは大きなメリットとなり得ますが、サポートや教員の質も重視するのであれば徹底した比較が必要となることでしょう。
私立通信制高校はサポート体制が充実
私立の通信制高校となるとサポート体制がしっかり整っているということが大きな特色です。
一般的には必要な単位の取得ができれば通信制高校を卒業することができますが、場合によっては3年以上かかることもあり、そこまで珍しいことではありません。
ただ、私立の通信制高校であれば3年間ずっと手厚いサポートを施してくれる高校もあります。
また、私立通信制高校であれば、高校によっては実際に授業をできる施設を設けているところも存在します。
自宅での学習がうまくいかない時あるいは煮詰まった時に、学習のモチベーション向上にも繋がりますね。
高卒資格取得を目指す方におすすめの通信制高校
高校中退した方、中学校を卒業してから高校に進学せず働いている方が主に高卒資格を取ることがメインな目的でしょう。
高卒資格は学校教育法第一条指定の高等学校を卒業することが取得条件となっています。
ここでいう高等学校とは通信制高校、全日制高等学校、定時制高等学校を示します。
高等学校卒業の条件
学校教育法では、高校卒業の条件を下記のように定めています。
- 合計74単位以上の単位を取得すること
- 高等学校に3年以上在籍すること
- 高等学校学習指導要領で定められた必修科目を履修し、各学校によって定められた科目の履修または単位の取得をしていること。
また、高卒認定と高卒資格は違うため注意しましょう。
高卒認定と高卒資格を同じだと考える方もいますが、高卒認定は高卒の資格を得るものではありません。
高卒認定は、大学あるいは短期大学などの受験資格を得るために高卒と同じくらいの学力があることを証明する資格なのです。
高卒資格取得に強い通信制高校とは?
数ある通信制高校のなかでは、編集部がおすすめの高卒資格に強い通信制高校は第一学院高等学校です。
さらに、高卒資格を目指していなくても、高認取得コースいうものもあり、それは「高卒認定試験受験のための学習」と「試験を免除科目とするための単位の取得」を組み合わせ、高卒認定試験の合格を効率良く目指すコースです。
第一学院高等学校の特徴
第一学院高等学校では、担任制の通信学習というスタイルで勉強していきます。
電話やメッセージによるサポートを受けられるため、安心して学習することができます。
また、タブレットを使ってちょっとした空き時間でも効率的に学習することもでき、映像や音声を通しての授業は内容がわかりやすいため、学習意欲の向上にもつながるでしょう。
単位の取得に関しては、兵庫県養父市および茨城県高萩市の第一学院高等学校の本校で行われるスクーリング参加は、単位認定に必要な条件としています。
第一学院高等学校の利用者の声
【第一学院高等学校女性生徒 保護者】
高校1年の冬、私の娘は第一学院高等学校に転校することになりました。
前の学校での人間関係が原因でした。初めての経験に思い悩み、娘は学校に通えなくなっていきました。
笑顔でいることが少なくなった娘を見ているのは、私と夫にとっても辛い日々でした。家族で何度も話し合ったうえで、転校を決意しました。
第一学院高等学校へ見学に訪れた際、別室で先生と話していた娘が笑顔で戻ってきたとき、心から安心したことを思い出します。
第一学院高等学校に通うようになって、学校の様子を話してくれる娘は、以前よりイキイキとしていました。
春からは娘は大学生です。受験の日、応援メッセージでリラックスさせてくれる優しく楽しい友人たちと、悩み落ち込んだときに話を聞いてほしいと思える先生に出逢えたことは、この先娘が歩んでいく中で、強みとなってくれるでしょう。
少し大人になった娘を、私は夫と共に、今までより少し後から見守っていきたいと思います。
学費を抑えたい方におすすめの通信制高校
何らかの経済的な事情で高等学校への進学を断念したり、中退したりした方々におすすめのとにかく授業料の安い通信制高校は、鹿島学園高等学校です。
鹿島学園高等学校は、東京や大阪、名古屋、広島、仙台、福岡など全国に200ヶ所以上のキャンパスがあります。
また、通信制の他にも全日制高校の学校法人が運営しているということもあり、転籍も可能となっています。
鹿島学園高等学校の学費について
鹿島学園高等学校の学費は以下のようになっています。
- 入学金…50,000円(入学時のみ)
- 授業料…1単位7,000円×履修単位数※就学支援金が支給された場合は(7,000円-4,812円)×履修単位数となります。
- 施設費…年間24,000円
- 教育拡充費…年間17,000円
- ※別途教材費あり
以上の金額で計算すれば、最安30万未満で高校卒業することができて、つまり年間授業料は10万円以下です。
なかなか魅力的な金額ですね!
納入分割払い制度もあり!
さらに、鹿島学園高等学校の生徒を対象とした(長期固定金利型)低金利の教育ローンが利用できます。
それを利用すれば、入学金や授業料などの支払いも分割できて、手元に貯金がなくても安心に学校に通えます。
また、ローン会社と特別に提携しているため、面倒な書類手続きがなく、審査もスピーディに対応してくれます。
鹿島学園高等学校の利用者の声
【鹿島学園高等学校男性生徒】
勉強とスポーツの両立をしたいと考えて、鹿島学園高等学校の通信制を選びました。
僕は早朝のアルバイトと、ゴルフの練習をしているため、朝10時から昼12時までの通学コースの授業時間も、自分の生活スタイルに適していると思いました。
入学の決め手は、キャンパスの明るい雰囲気と、駅から通いやすいところです。
私がこの高校を選んだのは、パンフレットに学校の雰囲気や不登校サポート制度、そして学費等魅力的な情報がたくさん載っていたからです。
中学校にそこまで通わなかった方にとっても鹿島学園高等学校ならばその遅れを取り戻すことが可能です。
大学進学を狙う方におすすめの通信制高校
通信制高校に入学したいけど、大学進学に不利にならないだろうかと心配することってありますよね。
実際に、通信制高校からの卒業をしたからといって大学進学が不利になることはまったくありません。
そうはいっても、大学進学のためには、目標を見据えた学習や大学受験のサポートに強いサポート校を選択し、時間を有意義に使うことが必要です。
こんな大学進学を目指している方々のために、編集部がおすすめの通信制高校は中央高等学院です。
大学合格ナンバー1の実績を誇る中央高等学院
中央高等学院では、35年以上の受験指導経験により、大学合格全国ナンバー1の実績を持っています。
具体的な進学先としては、国公立大学であれば北海道大学・千葉大学・横浜国立大学・首都大学東京・東京学芸大学・東京農工大学などの進学実績があります。
私立大学であれば、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・明治大学・立教大学・同志社大学などがあります。いずれも有名難関大学ですね。
各コースとの併用ができる大学入試コースであり、予備校や塾に通わずとも大学はもちろん、短期大学や専門学校にも進学ができます。
習熟レベルに適したカリキュラムを用意
中央高等学院に入学する生徒は、個人によって習熟レベルがかなり違ってきます。
高校編入の生徒、高校中退後に入学する生徒、中学を卒業後すぐに入学する生徒もいます。
そのため、生徒全員に決まったカリキュラムを当てはめるようなことはしなく、個別のカリキュラムに沿って学習していきます。
習熟レベル別の少人数体制のクラスにおいて目標を合わせ、高卒認定試験対策・高校卒業に必要なことを全面的にサポートしいきます。
また、わかる箇所から無理なく自分のペースで学習することができる上に、もしも勉強内容でつまずくことがあれば、生徒がわかるまでサポートしてくれます。
合格支援制度「ACEシステム」で志望校の合格を目指せ!
中央高等学院には「ACEシステム」という独自の合格支援制度があります。
クラス別でのレクチャー、個別指導、進路指導、特別講習会、個別面談を繰り返して行うことで、総合力を向上させていきながら志望校の合格を目指します。
35年という長年の受験指導のノウハウをフル活用して生徒全員の志望校合格をバックアップしてくれます。
気になる通信制高校があったらまずは資料請求から
帰任ある通信制高校が見つかったら、まずは資料請求することから始めましょう。
現在はWebが普及していることもあり、各通信制高校の公式サイトを経由して資料請求するのが最も簡単かもしれません。
どの通信制高校も資料請求が無料なため、気になる点が少しでもあるのならドンドン資料請求するのがよいでしょう。
資料に目を通す時の注意点
資料を見るときはチェックすべき点としては、学校の校風・教育方針です。
それらの項目を読んでみて、多少でも違和感を感じたのであれば、いくら全日制ではなく通信制高校とはいえ、長続きすることはないでしょう。
どんなカリキュラムで志望校の合格・夢への実現ができるのか、サポート体制はどのようかなども確認することも怠らないようにしましょう。
大雑把な記載しかなく、ふわふわとしたイメージばかりの高校は避けるべきですね。
まとめ
通信制高校にも様々な見方があることをお分かりいただけたでしょうか。
自分にあった通信制高校を選ぶには学費やサポート制度、資格取得の環境が整っているかといったいろんな角度で判断する必要があります。
そして、何よりも大切なのは、通信制高校でどのように過ごし、どんな進路を歩むか見つけることです。
口コミや評判、資料でよく比較し、様々な人としっかりと相談して吟味した上で、自分自身の状況に一番あう通信制高校を選ぶとよいでしょう。