今や通信制高校へ通う選択肢がマイナーではなくなり、通信制高校への入学試験も受ければ絶対に通るというものではありません。
そんな入学試験の中でも比重を置かれることの多い面接試験について、苦手意識がある方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな面接試験について、通信制高校の面接の目的や、よく聞かれる質問、面接に対する心構えなどを紹介していきます。
目次
通信制高校は落とすための面接ではない?
まず1つお伝えしたいことは、通信制高校の面接において落ちるということはほぼないということです。
そもそも、通信制高校はさまざまな理由で不登校になってしまった人や、経済的な理由で全日制の高校に通えない人向けの高校なので、面接でふるい落とされることは少ないです。
通信制高校の面接は、さまざまな事情で集まる生徒のために事前にその事情を聞き出して入学後の教育の指針にすることが目的です。
そのため、対人関係に不安があっても大丈夫です。
通信制高校における面接の内容とは?
通信制高校の面接試験の内容を解説していきます。
通信制高校の面接ではユニークな質問がされるのが多いですが、一体どのような質問が面接でされるのでしょうか。
よく聞かれる面接の質問とは?
志望動機
当然ながら志望動機はどこの面接でも聞かれます。
さまざまな理由で通信制高校を受験する人が多いので、嘘はつかず本当のことをいうようにしましょう。
中学時代の出来事
この質問では、あなたは中学時代にどのようなことを経験したのか、どのような生徒であったのかを聞いてきます。
力を入れて取り組んだことや、部活をやってきた方はそれを話してもらえば大丈夫です。
もし不登校などであまり学校へ通うことができなかった方であれば、不登校になった経緯などを冷静に自己分析して話すことで評価を得ることができるでしょう。
良いイメージを持たれようと自慢話をするのでなく、しっかりと自分の中学時代を振り返って言葉にすることが重要です。
将来の夢
この質問は、自分がどうなりたいかという将来の道筋を想像でき、それをいかに具体的に言葉にできるかが求められています。
そのため、あなたが今考えている将来やりたいことを素直に話しましょう。
また、今それに向かって取り組んでいることがあれば、それも加えて話すことで好印象になります。
もし将来やりたいことを決めかねているという方は、高校生活で起こる色々な出来事や経験を踏まえて決めていきたいということを伝えると良いでしょう。
通信制高校の面接で答えるべき志望動機は?
一番どう答えるべきかわからないのが志望動機ですよね。
様々な理由で進学を選ぶ通信制高校では、素直に志望動機を言いづらい方もいると思います。
しかし、面接は落とすためでないということを思い出してください。
入学後の不安をサポートしてもらうためにも、正直に志望理由を言いましょう。
参考のために、通信制高校を進学する人の様々な志望動機も紹介します。
- 自分のペースでしっかりと学習していきたいから
- 自由な校風などに惹かれたから
- インターネットなどを通じて自宅で学習することができるから
- 家庭の事情でアルバイトと両立してやっていきたいから
- 芸能・スポーツ活動をしていきたく全日制高校では卒業不可能であるから
- 心的な理由で登校することが困難だから
そのため、どのような志望動機であってもしっかりと正直に述べていくことが重要です。
面接に臨む心構えとは?
面接では、心構えさえできていれば大丈夫です。
その心構えとは何なのでしょうか。
心構えについて、大切なことを3つ紹介していきます。
嘘はつかずに正直に話す
最初にいいますが、嘘はバレます。
面接官は毎年何人もの生徒さんと面接をしてきているので嘘をついていることがわかります。
嘘をついて良く見せようとするよりも正直に話すことが重要です。
そちらの方が、面接官もみなさんについてより理解してくれるので、学校生活を楽にすることができます。
最低限のマナーは守る
通信制高校とはいえ最低限のマナーは守りましょう。
教室に入る時に「失礼します」ということや、服装自由でも場にふさわしい服を着るなど、当たり前のことさえ守れば大丈夫です。
不安なことは事前に確認する
当日の面接の集合時間や持ち物など、当日会場に着いてから不安になってしまうことなどはできるだけ事前に解決しておきましょう。
もしわからなければ学校側に直接聞くのをおすすめします。
すぐに解決してくれるほか、面接官にやる気を見せられるからです。
通信制高校の面接のとは?
いかがでしたでしょうか。
本記事では、通信制高校の面接の目的や、面接でよく聞かれる質問、話し方や面接の心構えなどを紹介してきました。
面接と聞くと「難しい」、「緊張する」という方が多いかもしれませんが、そうではないのです。
通信制高校ではさまざまな個性を持った生徒を尊重しており、「自分はこういう生徒だよ」と学校側に解説していくことこそが、面接の真の目的だと思ってください。
ぜひ本記事を参考に、面接に挑んでいってほしいと思います。