通信制高校に通っている、もしくは通う予定の皆さんはスクーリング日程などの通学時の移動手段にどの交通機関を利用していますか?
多くの方が電車での通学をしているのではないでしょうか?
電車通学で高校生がよく利用しているもので代表的なものは「定期券」ですが、通信制高校に通う生徒でも利用できるのでしょうか?
また、全日制の高校とは違い、通信制高校では登校する日数が少ないため、定期券を利用することは本当にお得なことであると言えるのでしょうか?
今回はこの2点の疑問を解決できる、通信制高校の「定期券」についてさまざまな視点から紹介していきます!
目次
そもそも通信制高校の生徒は定期券を買えるの?
そもそも通信制高校に通う生徒は定期券を購入することができるのでしょうか?
買うことは可能!
結論から言いますと、通信制高校の生徒でも定期券は問題なく購入することができます!
っている、もしくはこれから通う予定の通信制高校が法的に認可された学校であれば、大丈夫です。
通っている高校が公立でも私立でも関係ありません。
認可を得ている学校では、生徒一人ひとりに「通学証明書」、または「通学定期券購入兼用証明書」が与えられます。
定期券を購入する際に証明書を提示すれば、しっかり高校生としての学割の効いた定期券を利用することができます。
ただ定期券を持てない場合も…
しかし、高校生としての学割が効いた定期券を利用できない場合もあります。
それは、サポート校に通学する場合です。
サポート校とは、通常の通信制高校やキャンパス内での学習や活動とは別に通うことのできる場所のことです。
多くは、大学や専門学校などへの進学を目標とした生徒がスクーリング日程や課題演習とは別に、学習する場として通いに行くことが多いです。
立派な教育的な役割を持っている通信制高校のサポート校ですが、サポート校単体としては、進学塾のような存在で法的に確立されているものではありません。
そのため、サポート校は一般の通信制高校のように通学証明書や通学定期券購入兼用証明書を発行することはできず、通う生徒には高校生としての学割の効いた定期券を発行させる力がないのです。
進学目的で通信制高校に入学した生徒がサポート校への移動手段も含めて定期券を利用するなど、定期的に電車を利用する必要がある場合は、学割が適用されない定期券であれば利用することは可能です。
しかし、この場合は社会人の利用する定期券と同じ程度の割引しかされないため、あまりおすすめできる方法ではありません。
通学回数券を使ってみよう!
定期券と似たもので通学回数券というものがあります。
ここでは、定期券と比較しながら、通学回数券について知っていきましょう。
通学回数券とは?
通学回数券は、利用したい区間の切符を一度にまとめて購入する代わりに、数枚余分に切符を購入できるという仕組みになっています。
鉄道会社によって、割引額はバラバラですが、簡単に言うと、10枚同じ区間の切符を購入することで、1~2枚がおまけで付いてくるのです。
10枚の切符の値段で11~12枚の切符を購入することができるのです。
ただ通学回数券にも定期券のように限られた期間しか使用できません。
通学回数券には有効期限があり、どの交通機関でも3か月間ほどの期限が設定されていることもぜひ把握しておいてください。
定期券以外の選択肢も考えてみよう!
定期券以外にも通学の際に利用できるお得な方法があるかどうか、定期券か通学回数券かの判断だけではなく、交通手段そのものからよく見直して決めていってくださいね。
定期券と通学回数券でお得な方を利用しよう!
通学頻度や距離によっては、定期券よりも通学回数券の方がお得だったりすることもあります。
実際に、通信制高校に通うことになり、電車での通学をすることになったら、どちらがより安く購入することができるか計算したうえで利用してみてください。
利用する電車の路線や通学の回数によってどちらがお得であるかまったく違う場合もあるので、よく事前にチェックしてみてくださいね。
定期券を登校以外にも利用しよう
ここまでご覧の通り、通信制高校の生徒は定期券を利用することが可能です。
しかし通学回数が少ない通信制高校の生徒にとって、定期券を購入することは本当にお得なことなのでしょうか?
ここで、定期券を上手く利用する方法やコツを見てみましょう。
バイトや遊びに行くときにも使える
現状では、通信制高校の校舎やキャンパスは全日制の高校とは違い、全国的にも「よく見かけるほど」校数が多いわけではありません。
そういった理由もあってか、多くの通信制高校の校舎やキャンパスは都市の中心部に設置されていることが多いようです。
もし、皆さんが通っている、もしくは通う予定の通信制高校ではスクーリング日程が少なく、サポート校も利用する予定がないのであれば、バイトや遊びに行くときにも利用してみるのはどうでしょうか?
全日制の高校生と比べて、通信高校の生徒は自由に使える時間が多いため、バイトや遊びなどに費やせる時間があります。
通信制高校の校舎やキャンパスが多い都市の中心部では、さまざまなバイト先があり、遊べる場所が集まっています。
わずかな日々のスクーリング日程での通学に定期券を利用するのではなく、積極的に定期券を利用する用事を自ら作っていくのも、定期券をお得に使うチャンスですよ!
定期券を上手く利用できないか検討してみよう
通学以外にも定期券を利用する「理由」を作っていくことで、積極的に外出し、勉強以外に自身の好きなことや興味の出ることに挑戦するきっかけをも生み出すことができます。
以下に、通信制高校に通っている、もしくは通う予定の皆さんへのおすすめの「定期券活用スケジュール」を載せておくので、参考にしてみてください。
通う学校に行く以外に、同じ定期券の圏内でできることはたくさんあります。
・公園でスポーツを楽しむ
・乗換駅のデパートで買い物をする
・スクーリング日程が無い日に習い事をしに行く
・大人も参加するサークル活動に参加する
・ボランティア活動に加わる
どれも魅力的な活用方法ですね。
定期券は主に通学手段として利用するものですが、このようなことにも利用できるのですね。
定期券の圏内の駅であれば何度も乗り降りできるのが、通学回数券にはない最大のメリットです。
定期券の有効範囲を利用して、勉強以外にも役立ててくださいね。
定期券を使ったお得な通信制高校ライフを送ろう!
いかがでしたでしょうか?
通信制高校の生徒が定期券を利用できることが理解できたでしょうか?
通信制高校の生徒が定期券を利用すれば、さまざまなことに挑戦できるのがわかったでしょうか?
このように通信制高校の生徒でもコツさえつかめば、皆さんも定期券を利用したお得な学校生活を送ることができるのです。
定期券をただ通学のためだけに使うなんてもったいないです。
この記事を参考にしながら、今度は皆さん一人ひとりのお得な定期券の使い方を生みだして、充実した高校生活を送ってくださいね!